革へのこだわり
-革への想い-
原皮商のアドバイスによりヨーロッパの馬具メーカーと同じレベルの革を見つけました。厳選されたアメリカ産牛皮を職人の手により、植物性タンニンで時間をかけて漬け込んだ革を「ベンズ」部分のみ使用しています。使い込んだ時の風合いや色艶が、通常のサドルレザーよりも丈夫できれいなアメ色変色します。

使うほどに綺麗なアメ色に変色していきます。
アイデア
-世界にひとつ-
DiAオリジナルウォレットはフラップ部に取り付けられたシルバー装飾に鹿革のヒモを縛り、そのヒモでウォレットの開閉を操作します。
使うほどにご自分の手に馴染むウォレットは使う楽しさを演出します。
革ひもでコンチョにくくるウォレットはDiAでしか入手できません!
縫製
-末永くご使用いただくために-
レザーアイテムは全て手縫いで仕上げています。ミシン縫いでは一箇所ほつれると糸がまとめて引き抜けてしまうのに対し、手縫いは1本の糸の両端に通した2本の針で交差させて縫い合わせている為、糸が切れてもほつれる事はありません。糸はナスロンというステンレスを幾重にも束ねた摩擦に強いものを使用しています。時間をかけて心をこめた手縫いは使っていただく方への感謝の気持ちの証でもあります。万一、糸が切れても責任を持って無償で全てを縫い直しさせていただきます。
オーダーメイド
-ひとりひとりの個性に触れる-
レザークラフト・シルバーアイテムのどちらもオーダーメイドやカスタムを施すことが出来ます。まったくの白紙からお打ち合わせをしていき、欲しかった形を現実にしたり、「この商品のここをちょっと変えてみたい」といったご要望にも喜んでお応えします!
時間をかけてお打ち合わせをして納得していただいてから作製に入りますので、こちらも使っていただく方の気持ちになって作品創りに取り組みます。
メールやFaxでのお問い合わせに迅速に対応させていただいておりますので、なんなりとご要望ください。お見積もりは無料です。





(1)塩蔵北米産牛原皮(ヘビーステア)を塩で腐敗を防いで、
  銀面を内側にしてたたんでいます。

(2)塩まみれの牛皮をドラムの中で水と一緒にゴロゴロ回し塩抜きします。

(3)まだ毛の付いた状態の塩抜きした牛皮です。背中で半分に割ってなめしま す。 
ここまでが準備段階。さあ、本格的ななめしの開始です。

(4)脱毛するための石灰槽での工程です。
皮の表面を傷めないように1週間かけて脱毛しているそうです。
この写真の前に、パドルという装置に石灰と一緒に皮を入れて回します。強アルカリの中で皮を膨潤させます。
この写真はハスペルという装置で、硫酸の中に革を漬けます。
酸によって毛を溶かすのと、アルカリを中和します。硫酸の為危険です!

(5)上記石灰槽の写真です。濃度を変えてある為に、漕がいくつもあります。

(6)漕から出された革に付いている余分な脂肪などを
   フレッシングマシーンで漉いています。

(7)漉く前の皮です。皆さんの手にする革までまだまだ時間がかかります。

(8)なめすための工程です。漉いた後の皮で、これから漬け込む作業に入ります。

(9)渋槽の中で、まんべんなくなめすことが出来るように1枚1枚紐でくくりつけて等間隔で吊り込んでいました。牛革の半裁を65枚ワンピットで漬け込んでいます。

(10)なめすためには最低4つの濃度の違う槽へと移動していました。これがピットという装置で、渋漕に漬け込みます。(俗に言うプールです。)薄い濃度から濃い濃度へ徐々に移動しているそうです。

(ミモザ)アカシアの樹皮より抽出したミモザを使っていました。

(11)ピットの全体図です。植物性のタンニンで、濃い濃度から薄い濃度に漬ける為、これだけのピットがあります。
    このピットで揺らしながら約一ヶ月漬け込み、皮から革になっていきます。実際見ると写真で見るより圧倒されました。

(12)渋漕から出された革を、水分を抜く為に絞る機械です。


(13、14)ドラムの中で加脂する作業です。風合いを出す為の結構重要な作業なのです。

(15)加脂された革を厚さを均一にする作業です。

(16)仮干しする為に紐をつけています。


(17,18)一日仮干ししています。どの季節でも同じ室温にするために、
ヒーターをつけています。
   見学に行った日も軽く汗をかきました。

(19)直射日光が当たらないように風通しのよい場所で約2週間乾燥させています。

(20)注文通りの厚さにする為にバンドマシーンで職人さんが漉いています。

(21)色艶を整える為に塗料を吹き付けています。

(22)表面を整える為にアイロンをかける作業です。